8.01.2011

中国の衝突事故スキャンダル、関係省庁の役人が$2.8bn横領?

Chinese rail crash scandal: 'official steals $2.8 billion'
(Telegraph, 8/1/11)

中国の高架橋上で追突事故を起こし多くの死傷者を出した事件があったが、今年の2月、中国の鉄道を管理する関係省庁の役人が横領の罪で逮捕、彼の上司にあたる鉄道省大臣も同時に逮捕されていた、というテレグラフの記事。逮捕された役人は、職務中に現金を横領して海外口座に$2.8bnを隠しており、大臣の方も賄賂として£95mil以上受け取っていたとChina Central TVが伝えたと、中国のニュースウェブサイトSina Weiboが掲載したが、そのエントリーは早々に削除された。(原文は下参照)

(どこまで真実かは、この記事からだけではわからないけれど、それにしても、$2.8Bnという数字に度肝を抜かれた。)

プラザホテルのオークルームも閉じる

A Last Call at the Oak Room at the Plaza
(NY Times, 7/27/11)

チェルシーホテルだけじゃなくて、ニューヨークのアイコンがもうひとつ消える。プラザホテルのレストラン、Oak Room。ジャズ・エイジ文学の代表格でフィッツジェラルドの名作『華麗なるギャツビー』では、このOak Roomがカメオとなって使われた。プラザホテルは数年前に、高級ホテルから超高級コンドミニアムというステータスに変身し、それとともにOak Roomも新シェフを入れたりしていたが、プラザへの家賃滞納、ザガットでの評価低迷など問題続きで、ついに店じまいを強いられた様子。歴史あるアイコンが、またひとつ・・・

NYのアイコン、チェルシーホテルが閉じる

New York's Chelsea Hotel Refuses to Die Quietly
(The Atlantic, 8/1/11)

パンクロッカー、シド・ヴィシャスがガールフレンドのナンシーを刺殺した現場となった、ニューヨークのチェルシーホテルが閉鎖。このホテルが舞台になった逸話は数知れず。1898年にはマーク・トウェインがこのホテルを「自宅」と呼び、ボブ・ディランやジャニス・ジョプリンら、アメリカのクリエイティブ・シーンを代表する人々が多くここに住んでいた。ジョニ・ミッチェルの歌「Chelsea Morning」はこのホテルのことを歌ったものだが、ビルとヒラリークリントンの長女チェルシーの名は、この歌から取られた。このホテルにまつわる有名人の名前をあげたら、キリがない。

250室あるホテルには現在100名の「住民」がいて、彼らは引き続きそこに住んでいてもよい、ということらしいが、7月をもって新規の泊り客の予約は受け付けなくなった。