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3.21.2011

iPhoneがT-Mobileを殺した

How the iPhone Led to the Sale of T-Mobile USA
(New York Times, 3/21/11)


  • ドイツテレコムが米子会社のT-Mobile USAをAT&Tに$39bilで売却というニュース。
  • AT&Tが独占的にiPhoneを販売するようになってからT-Mobileの顧客数は減少。2006年には85%を閉めていた契約顧客が2010年には78.3%に減少。2010年だけで39万の顧客をライバルに奪われた。
(以下NYTより引用)

“The iPhone effect cannot be underestimated in this decision,” said Theo Kitz, an analyst at Merck Finck, a private bank in Munich. “Without being able to sell the iPhone, T-Mobile was in an unsustainable position and T-Mobile USA became a problem child.”

今回の事業売却の決定にあたり、iPhone効果は無視できないと某アナリストは述べる。「iPhoneを売ることができなかったT-Mobileは、将来の業界内の位置が不安定になり、(ドイツテレコムにとって)T-Mobile USAは問題児となった。」

2.25.2011

次の下げ足はパーフェクトストーム状態?

The Perfect Storm For The Next Leg Down
(ETF Daily News, 2/24/11)


  • 最近の米株ラリーはQE2で舞い上がったパーティ、でも、そのお祭り騒ぎもまもなく終わるとする、過去パターンとテクニカル分析からの視点で書かれたブログ記事。
  • 一時調整は入るが株価は伸び続けるという意見も市場には根強くあり、ほんとうにパーフェクトストームになるかどうかは誰にもわからないが、2007年の米株市場を振り返り、この人が言っている「02~07年のブル市場は金融株が牽引したのに、07年2月のコレクション以降の盛り返しに主役だった金融株がついてこれなくなっていたのは、やばいサイン点滅という意味だった。」というコメントには同意。(実際、当時それは話題になっていた。PBRが低いという理由で金融株を薦めるアナリストも少なくなかったのも事実。)

2.17.2011

D.Boerse unveils NYSE deal, now faces bumpy road

D.Boerse unveils NYSE deal, now faces bumpy road
(Reuters, 2/15/11)

CME might pursue NYSE to stave off competitive threat.
(Crain's, 2/14/11)

  • ドイツの証券取引所、NY証券取引所を$10.2bnでテイクオーバー。合併後は年間のトレーディングボリューム$20tn、オペレーションは米国・ドイツ・フランス・ベルギー・オランダ・ポルトガル・英国にまたがる巨大取引所に。
  • ディールに詳しいソースによると、NYSE Euronextの価値は本ディールで一株あたり$39、これは2012年の収益の13~14倍程度。新会社の株主構成は米国55%、ドイツ11%、英国11%、残り23%。NYSE Euronext株は、新会社の株と、1:0.47の比率で、また、D.Boerseの株式は1:1の比率でスワップ。
  • アメリカンキャピタリズムの買収は、政治的・感情的に物議をかもし出して前途多難な様相。シカゴの証券取引所も負けるもんかと手を挙げるだろう、というCrain's の記事も。最近のMHJ関連記事はこちら

2.14.2011

Why the stock market is increasingly irrelevant

Why the stock market is increasingly irrelevant
(Reuters, 2/14/11, by Felix Salmon)

Wall Street's Dead End
(New York Times, 2/14/11)


  • NY証券取引所がドイツ資本に買われることになった件について、ロイターの金融ブロガーFelix Salmonが「米株市場はアルゴリズムとスペキュレーターが金融資産にベットする場所に成り果て、キャピタルを配分するというコア機能は失われ、アメリカン・キャピタリズムをはぐくむ場所ではなくなった。強い米国株市場が強い米国経済を意味するかといえば、それもない。米株市場はもはやirrelevant(あってもなくても同じ)。」と厳しい指摘。