(Financial Times, 2/20/11)
- 太陽が長い眠りから覚め、強烈な炎を巻き上げているそう。太陽は約11年周期で寝たり起きたりしているが、今回の寝覚めはやや遅いようで、2013年にそのピークを迎えると予測されている。これまで観測された中で最も太陽風が強烈だったのは1859年で、当時整備されたばかりだった電信システムのほとんどが作動しなくなった。
- 科学者達は、現在の世界の情報網・コミュニケーション網・電気配送のネットワークが、前回のピーク(2000年)の時よりもGPS衛星などへの依存度をはるかに増していることから、仮に今回の太陽風が1859年のときぐらい強い電磁波を撒き散らす規模のものになると、その被害は甚大になると警告。
- 1989年にも、やはり強い太陽風の影響で、地上の電線で急激な電圧変化が生じ、カナダのケベック州全域で停電になるなどの被害が生じた。米政府は、同様の影響が仮に起こると、被害損失はグローバル全体で最大2兆ドルになる可能性があると試算。
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